ウィルス対策

(1) コンピュータウイルスって何だろう?

コンピュータウイルスは、【感染する】【潜伏期間がある】【システムやファイルを破壊する】といった特徴を持つプログラムです。
このプログラムはかつてはフロッピーディスクの貸し借りで感染していたので、それほど広まりませんでした。
今日ではインターネットの爆発的な普及により世界中を数日のうちに感染させる猛威を奮うようになって来ました。

メールに添付したプログラムファイルやエクセル・ワードなどのデータファイルにウイルスが仕込まれている、ホームページにウイルスプログラムが書き込まれている、ダウンロードしたプログラムファイルにウイルスが仕込まれているなど、ネットを使用する上では避けて通れない箇所にウイルスが仕込まれている可能性があります。そのプログラムを実行しなければ問題はないのですが、メーラー(メールを読み書きするソフト:アウトルックエクスプレスなど)の設定がプレビュー機能ONになっていたり、ブラウザでそのホームページを開くだけで実行される危険性があります。

最近のウイルス(ワームともいう)は自分のパソコンのアドレス帳に登録されているアドレスに自己複製を書き込んで自動で発信してしまうものが増えており、被害者が加害者になってしまうという恐ろしい状態になっています。

(2) ウイルス対策ソフトがなければだめなの?

とりあえず、インターネットエクスプローラ(IE)やアウトルックエクスプレス(OE)は最新バージョンにバージョンアップします。現在バージョンは6です。
古いバージョンはセキュリティホールと呼ばれるプログラム上のバグ(不良箇所)が多々あるため、ウイルス感染しやすいのです。

次いで、OEのメニューバーから「表示」→「レイアウト」を開き、「プレビューウインドウを表示する」のチェックを外します(□の中のレをクリックして空白にすること)。→「OK」をクリックするとプレビュー機能が解除されます。

次にメニューバーの「ツール」→「オプション」→「送信」とクリックして、「メールの送信形式」の「○テキスト形式」の○をクリックして◎とします。これで送信されるメールはすべてテキスト形式となりました。「適用」をクリックして確定します。ところでHTML形式はプログラムを書き込めるのでウイルスを送り込む危険性があり、さけるべきです。
「受信したメッセージと同じ形式で返信する」のチェックと「返信に元のメッセージを含める」はチェックを外すか、メールで返信するときに相手の文章がすべてコピーされることを知った上でチェックを残し、必要な部分のみ引用するようにします。

ついでに、同じダイアログボックスの「セキュリティ」タブをクリックして眺めておきましょう(特に初期設定を変更する必要はそれほどありません)。
IEは「ツール」→「インターネットオプション」→「セキュリティ」として「セキュリティノレベル」を「制限付サイト」をクリックし、「OK」をクリックすればとりあえず安心です(ただしHPが適切に表示されないなどの制限が発生します)。

「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」→「フォルダオプション」から「登録されたファイルの拡張子は表示しない」のチェックを外しておきましょう。拡張子が表示されることで、添付ファイルがプログラムなのかテキストなのか判別できます。

(3) ウイルス対策ソフトってどんなもの?

ノートンインターネットセキュリティ(シマンテック社)
ウイルスバスター(トレンドマイクロ社)
の製品が著名です。購入し、インストールし、自動更新に設定しておくと1年間は新しいウイルス定義ファイルが無料で自動でダウンロードされます。インターネット時代の必需ソフトです。


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