16年度

第1回アパレル問題研究会-ディスカッション

事例1 パッカリングの発生
事例2 スナッキングが発生
事例3 アルパカの毛抜け
事例4 クリーニングによる毛羽立ち
事例5 脱色による再汚染

事例3アルパカの毛抜け

事例データ
商品 メンズセーター
苦情内容 一回の着用で、中に着ていたドレスシャツに黒い毛が多数付着した。
組成表示 表地毛70%
アルパカ30%
取扱い絵表示
検討内容
  • 1.何故この現象が起こるのか?
  • ・ベビーアルパカが入っており、毛ガ抜けやすい。
  • ・セータが黒で白いシャツに付着下ので目立った。
  • 2.判断基準と試験方法
  • ・セロテープ法で3級以上必要。
  • ・着用試験をする。
  • 3.商品を企画・生産・販売する場合の注意事項
  • ・アンゴラやアルパカなどの獣毛はクリンプがほとんどないので、毛抜けしやすい。
    製品での毛抜けのテストを行い、販売可否を検討すること。
  • ・製糸前の原料に短い繊維が混入しないよう選別すること。(梳毛糸ならコーマーにかける)
  • ・製品洗い試験で毛抜けが押さえられないかをテストする。
  • ・販売時にデメリット表示で消費者に毛抜けしやすい素材であることを表示する。

掲載の検討結果は、あくまで課題試料の観察及び事故状況の推定に基づいて検討した結果の一つであり、試験や分析から導いたものではありませんので事実と異なることがあります。ご了承ください。