2023年度



第1回 繊維勉強会 

日 時 2023年7月28日(金)  13:45~17:10
場 所 大阪産業創造館 6階 会議室E & リモート
講演1 「地球からの贈り物「BANANACLOTH®」、第5の天然繊維を目指して!」
M・Nパートナーズ  代表 新田 守 氏
講演2 「知財で守る・知財を守る ~ ファッションから見る知的財産の基礎と考え方」
INPIT 大阪府知財総合支援窓口  髙木 泰三 氏
参加者数 75名(内訳:会場42名、リモート33名)

概要

1.講演 13:45~15:15「地球からの贈り物「BANANACLOTH®」、第5の天然繊維を目指して!」
M・Nパートナーズ 代表 新田 守 氏

 世界で年間約1億5000万tも食べられているバナナ、収穫時に茎は、新芽を育てる為に伐採され約10億tが廃棄物として処理されています。国連予測によると2058年には100億人(現在80億人)になる地球人口の急激な増加は、食料不足をまねき、綿花などの増産は望めない事で世界的な繊維不足が懸念されています。
 廃棄されるバナナの茎から採れる繊維は、新たに栽培する必要がなく「地球環境への負荷の軽減」と「新しい収入源になる」と共に繊維不足を補う「地球からの贈り物」と言えます。
 綿とバナナ繊維を混紡した「BANANACLOTH®」の普及活動の紹介と素材に着目した狙い、商品の特徴、実際にサンプルを見せていただきながら、今後についてお話し頂きました。

2.講演 15:30~17:00「知財で守る・知財を守る ~ ファッションから見る知的財産の基礎と考え方」
INPIT 大阪府知財総合支援窓口  髙木 泰三 氏

 知的財産は、登録して権利を取得するものもあれば、登録できないもの・しないものなどもあります。 一方、ある事柄が複数の知的財産(権)に関わっているということもあります。
 ブランド=商標、ということだけではなく、デザインでブランドを保護するということも考えられます。 今回は、ファッションを通して、様々な観点から検討が必要な知的財産(権)の基礎や基本的な考え方、商品開発や販売にあたって注意してほしい点をお話し頂きました。また、J Plat Patの活用方法もお教え頂きました。