日 時 | 2022年10月7日(金) 13:45~17:10 |
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場 所 | 大阪産業創造館 6階 会議室E & リモート |
講演1 | 「新JIS 衣料サイズ について」 日本女子大学名誉教授 大塚 美智子 様 |
講演2 | 「広告・表示に関するルール」 公益社団法人 日本広告審査機構 関西事業所 武田 典子 様 |
参加者 | 92名(内訳:会場41名、リモート51名) |
1.講演 13:45~15:15
「新JIS 衣料サイズ について」
日本女子大学名誉教授 大塚 美智子 様
現在のJIS衣料サイズが規定された調査から20年以上が経過しているため、新たに人体を計測したこと、過去の計測値との違い、企業にサイズの表示方法や消費者にサイズに関する不満などを調査、グローバル展開への対応、SDGs及び多様化の観点から改正を検討されたことを説明いただきました。
また、現行のJIS衣料サイズは用語の解釈に曖昧な点があること、2017年に改訂された国際規格との整合性からJISの衣料のための身体用語の変更や注釈の追加を行う予定であることも説明いただきました。
海外の方の購入を視野にいれたサイズの拡張や、多様化の観点から男女兼用サイズを規格に加えられる予定であることが印象的でした。
2.講演 15:30~17:00「広告・表示に関するルール」
公益社団法人 日本広告審査機構 関西事業所 武田 典子 様
雑誌やテレビCM等でのCG加工など、広告や宣伝で通常行われる範囲の「パフィング」と呼ばれる誇張は許容されますが、一般消費者の選択に影響を与える誤認を生じさせるほど誇張すると法律等に抵触します。
この違いを理解するため、広告を規制する法律(景品表示法、医薬品医療機器等法、特定商取引法)、最近話題の「No.1表示」、アフィリエイト、SNS投稿等について、また不適切な広告内容についてJAROでの多くの審査事例を説明いただきました。
広告内容が法律に抵触すると商品だけでなく企業イメージをも低下させかねないので、適切な管理が必要と改めて感じました。