日 時 | 2022年2月4日(金) 14:00~17:20 |
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場 所 | リモート参加 (新型コロナウイルス感染拡大防止のため全員リモート参加) |
講演1 | 「不織布の基礎と現状」
日本不織布協会 前事務局長 北洞 俊明 様 |
講演2 | 「織物の基礎知識」
(一社)日本繊維技術士センター 協力会員 元倉敷紡績㈱ 佐藤 忠義 様 |
参加者 | 77名 |
1.講演 14:00~15:30「不織布の基礎と現状」
日本不織布協会 前事務局長 北洞 俊明 様
不織布とは何か、不織布の作り方や種類、不織布の用途、生産量などについてご説明をいただきました。不織布は衣料用の芯地、防護服などだけでなく、医療用品、衛生用品、自動車用品、生活用品、建築・土木材料、農業用途など幅広く使用されています。不織布はフィラメント、短繊維、乾式、湿式、接着、絡合など製造方法による特徴があることが理解できました。昨今、国内生産量はやや減少しているものの世界、アジアでの生産量は増加傾向にあり、今後さらなる多様化と環境への配慮製品が期待されるものと感じました。
2.講演 15:40~17:10 「織物の基礎知識」
(一社)日本繊維技術士センター 協力会員 元倉敷紡績㈱ 佐藤 忠義 様
織物の三原組織(平組織、綾[斜文]組織、朱子組織)に加え、種々の織物の種類をご紹介いただきました。また、織物の製造方法、織機、撚糸、検査、糊付け、撚り止め、整経や織機の歴史や種類、織物の欠点、品質対策などについても幅広くお話をいただきました。
織物の組成や組織で衣料品の他にインテリア、産業資材(土木、環境、農業、漁業、車両、医療、航空機など)にも使用されている織物は今後もますます機能性付加などにより、使用範囲が広がるものと期待できそうです。