日 時 | 2021年10月22日(火) 14:00~17:20 |
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場 所 | リモートセミナー |
講演1 | 「繊維産業のサスティナビリティへの動向とエコテックス®認証」 (一財)ニッセンケン品質評価センター ライフ アンド ヘルス事業本部 エコテックス®事業所 所長 山崎 利明 様 |
講演2 | 「環境に配慮した合成皮革」
京都女子大学 家政学部 生活造形学科 教授 榎本 雅穂 様 |
参加者 | 69名(全員リモート参加) |
1.講演 14:00~15:30「繊維産業のサスティナビリティへの動向と
エコテックス®認証」
(一財)ニッセンケン品質評価センター
ライフ アンド ヘルス事業本部 エコテックス®事業所
所長 山崎 利明 様
世界の繊維産業の課題として有害化学物質の使用、河川の汚染、衣料品の廃棄、労働者の人権など多くの課題があります。国連サミットで採択されたSDGsをきっかけにサスティナビリティの推進を図ることが重要になってきました。企業はESG投資の検討も行っている現状などもご説明いただきました。
そこでエコテックス スタンダード100、メイド イン グリーン、ステップ、エコパスポート認証、運用などのためにも製品管理からサプライチェーン管理が必要であることなどのご説明もいただきました。今後さらに品質、環境、安全などを考えていかねばならないと再認識しました。
2.講演 15:40~17:10 「環境に配慮した合成皮革」
京都女子大学
家政学部 生活造形学科 教授 榎本 雅穂 様
天然皮革、合成皮革、人工皮革の区分や製造方法の相違について、また環境対応の合成皮革やその製造方法なども含めて説明をいただきました。ポリウレタン樹脂の構成成分の違いによる特性、水系(乳白色)、溶剤系(透明)ポリウレタンの長所と短所の説明もいただきました。
また、サステナブル素材としてのヴィーガンレザー(動物性のものを使用せず、植物素材を混ぜ込んだ素材)の例としてサボテン、アップル、ブドウなどから作る合成皮革、キノコの菌糸体を使用して皮革にするものなどたいへん興味深いお話しもいただきました。