2020年度



第1回 繊維勉強会 

日 時 2020年7月17日(金)  13:15~17:00
場 所 大阪産業創造館 6階 会議室E
講演1 「マイクロプラスチックと繊維屑と地球環境」  
京都大学 准教授 大学院地球環境学堂 田中 周平 氏
講演2 「繊維業界のサステナブル活動とCSR監査」
(一財)ボーケン品質評価機構 認証・分析事業本部 課長 櫻井 慎一郎 氏
参加者 35名 (定員114名の会場を定員38名に縮小して実施)
* 新型コロナウイルス感染対策として参加者の皆様に1)手の消毒、2)検温、
 3)問診票提出のご協力をいただきました。ご参加いただきました皆様の
 ご協力に感謝申し上げます。

概要

1.講演 13:30~15:00「マイクロプラスチックと繊維屑と地球環境」
京都大学 准教授 大学院地球環境学堂 田中 周平 氏  

 初めてリモート講演で実施しました。参加者の前にプロジェクターで資料を映し出し、田中先生から現在の海洋環境の問題であるマイクロプラスチックについてのご講演をいただきました。
 先生の研究テーマである海洋におけるマイクロプラスチック実態についての全般的なお話に加え、繊維屑に起因するものであろうと思われるマイクロプラスチックの実態や実際に洗濯時に洗濯液に含まれる繊維屑の量など貴重なお話を頂きました。
 

2.講演 15:15~16:45 「繊維業界のサステナブル活動とCSR監査」 
(一財)ボーケン品質評価機構 認証・分析事業本部 課長 櫻井 慎一郎 氏 

 繊維業界のSDGs(持続可能な開発目標)、CSR(企業の社会的責任)や繊維業界のサステナブル活動についてご説明をいただきました。これらの課題は環境関連だけでなく、外国人を含む労務関連などを含む幅広い分野で、関係しています。
 また、生態系・生物多様性の保全、海洋ごみ・マイクロプラスチックの問題などは繊維業界としても大いに関わりがあります。繊維業界のサステナブル活動のために各団体が設立されています。 我々はこれからの未来を考え、責任をもって活動・協力を行っていくことが重要であると感じました。