2019年度



第1回 繊維勉強会 

日 時 2019年7月12日(金) 13:30~17:00
場 所 大阪産業創造館 6階 会議室E
講演1 『事例から見る、最近の染色加工に関する解決し難い問題について』
講師:(一社)日本繊維技術士センター 森本 國宏 様

本年1月の繊維勉強会での、染色(加工)製品の取扱事故を防ぐための基礎のお話に引き続き、最近の問題について具体的事例をもとにお話しいただきました。
講演2 『銀メッキ導電性繊維AGposs®および
  ウェアラブルIoT hamon®製品の展開について』
講師:ミツフジ㈱ 開発部 三寺 秀幸 様

ウェアラブルIoT hamon®製品を支える銀メッキ導電性繊維AGposs®の特徴・用途展開から最先端のウェアラブルIoT技術を融合させたhamon®製品の展開についてお話いただきました。
参加者 90名

概要

1. 講演 13:30~15:00 「事例から見る、最近の染色加工に関する解決し難い問題について」
 (一社)日本繊維技術士センター 森本國宏 様

 2019年1月にご講演いただきました復習とその続きについてご講演いただきました。
 今回はポリウレタン繊維混の生地染色問題や特定芳香族アミンを生成するアゾ染料について、 ならびにフッ素系はっ水問題などの事例を交えて解説いただきました。
  染色加工に関する問題には染色自体の問題、環境問題、関連する法的問題などがあり、グローバル化が進む中、問題解決が後手にならないようにあらゆる面からの予防などを考えなければならないと感じました。
 

2.講演 15:15~16:45 『銀メッキ導電性繊維AGposs®およびウェアラブルIoT hamon®製品の展開について』
 ミツフジ㈱ 開発部 三寺 秀幸 様

ウエアラブルコンピュータやウエアラブルディバイスとは着用できるコンピュータのことで、衣服上や腕時計上で身に付けたまま使えるものです。それらに使用できる生地をeテキスタイル、スマートテキスタイルと呼びます。
ミツフジ㈱ではナイロン繊維に銀メッキをし、導電性繊維、導電ミシン糸、ウエアラブルニット生地などに応用しています。また、製品としてアパレル、電子部品、ITまでトータルでソリューションを提供しています。IoTはInternet of ThingsではなくIntelligence of Textilesの時代であり、テキスタイルとして安全安心な生活のための社会インフラづくりに技術をもって貢献していると締めくくられたのが印象的でした。