日 時 | 平成28年10月21日(金) 講演 13:30~17:00 |
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場 所 | 大阪産業創造館 6階 会議室E |
次 第 | 第一部:海外事情
(1)「検査機関から見た最近の中国事情」 (2)「アメリカにおけるリコール事例とその理由」 第二部:雑貨情報 (1)「雑貨品の検査について」 (2)「食品衛生法について」 |
参加者 | 73名 |
1.講演1: 海外事情
(1)「検査機関から見た最近の中国事情」
カケンテストセンター 大阪事業所 営業推進室 室長 迫誠様
中国での最近の消費動向と、中国における市場での製品の状況を元駐在員の目線からお話を頂きました。中国の労務費向上、中国商品の商標の問題等の課題も多いが生産基地としてだけでなく販売市場としても益々大きくなってきているため一層の中国国内情報を把握した上での対応が重要と感じました。
(2)「米国に於けるリコール事例とその理由」
カケンテストセンター 東京事業所 グローバルコミュニケーション戦略室 関杏理様
米国では消費者製品安全法や消費者製品安全改善法により安全基準に適合していない製品の製造販売を禁止しています。それらを監視する(消費者製品安全委員会:CPSC)は製品の販売禁止命令や訴訟を行います。莫大な罰金になることも多いため物づくりやその検証等に細心の注意を払う必要があるようです。
2.講演2: 雑貨情報
(1)「雑貨品・家具の安全性試験について」
日本文化用品安全試験所 大阪事業所 生活用品部 製品安全課 課長 奥野祐一様
各種雑貨品に関係する法規制、公的規格や業界基準等を満足した製品を提供しなければなりません。幅広い材料に合せて試験・基準も検討し実施しなければなりません。これらの検査の実例について消費生活用製品安全法(PSCマーク)、SG基準、JIS規格等と照らし合わせた安全性と性能試験について具体例を示して頂き、ご説明を頂きました。
(2)「食品衛生法について」
日本文化用品安全試験所 大阪事業所 化学分析部 科学分析課 課長 岡橋信行様
食品衛生法の規制対象は食品、食品添加物、器具・容器包装、おもちゃがあり、口にする物の衛生や無害を確認する必要があります。即ちこれらの材質(含有)試験や溶出試験を実施しなければなりません。食品だけでなくぬいぐるみ・玩具の衣装等の繊維製品も関係し、乳幼児の健康や安全を考える上で重要であることを認識しました。