日 時 | 平成21年1月16日(金)13:30~17:00 |
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場 所 | 大阪産業創造館 6階会議室E |
講演1 | 「最近の小売店における繊維製品の品質管理について ~これからの品質管理が変わる?~」 13:30~14:30 (株)阪急クオリティーサポート 常務執行役員 春元 隆 氏 |
講演2 | 「防護関連繊維製品の規格について」 14:40~15:50 |
講演3 | 「繊維製品の抗菌性試験方法について」 16:00~17:00 (社)繊維評価技術協議会 大阪支所参事 越智 清一 氏 |
参加者数 | 85名 |
講演1:「最近の小売店における繊維製品の品質管理について
~これからの品質管理が変わる?~」繊維製品を販売する際に守らなければならない法律について、その違反�・偽装事例と処分内容を事例(原産国に表示誤りがあった、品質表示と実際の組成が異なった)を参考に御説明いただきました。ひとつの製品に関わる全ての人が消費者に正しい情報を伝えなければならないという意識を持って、ものづくりをしていかなければならないことを改めて感じました。また、不当景品類及び不当表示防止法の一部の改正についてもお話いただき、新しい情報を取得することの大切さも感じました。
講演2:「防護関連繊維製品の規格について」防護関連の服には、防護服、防火服、化学防護服等があります。防護服の規格は、JIST8005 T8165があり、現在は労働安全分野でISOをJIS化することが進められています。防火服の規格は、JIST8020 T8021、化学防護服は、JIST8115で、試験項目としては、断熱性、液体の透過性�・反発性�・浸透性、鋭利物に対する切創抵抗性等があります。人体を守るための服は、通常衣類では確認しない項目が必要となってくることに驚きました。
講演3:「繊維製品の抗菌性試験方法について」抗菌加工と光触媒抗菌加工についての評価方法についてお話いただきました。一般衣料品は菌液吸収法で評価されます。方法は試験菌液を培養し、調整(健康な人が持ち合わせる菌の量)し準備します。その菌を試験布と標準布に接種し、その後洗い出し生菌数の測定を行い、どの程度坑菌や制菌をできているかを評価します。また光触媒抗菌加工では菌に紫外線を照射し評価をします。このような評価方法があるからこそ、機能の効果を正しく消費者へ伝えることができると感じました。