18年度

第3回 繊維製品品質管理講座

日 時 平成19年1月18日(木)13:30~16:50
場 所 大阪産業創造館 6階会議室E
講演1 「合成繊維の開発と用途展開」13:30~15:00
副島信一郎氏 ユニチカファイバー生産開発部商品開発グループ主任部員
講演2 「新素材開発の楽しさ」15:20~16:50
上野正之氏 (株)ワコール品質保証統括グループ商品試験室室長
参加者数 77名

講座概要

講演1:「合成繊維の開発と用途展開」 天然繊維の模倣からスタートした合成繊維の開発は、繊度、断面形状、フィラメント数等がコントロール可能で力学特性に優れる特徴を活かし、ファッション衣料用途においては、新合繊等を用いた高感性素材が多くの流行を創出しました。またスポーツ衣料の分野においても、様々な機能を付与した快適性繊維が市場へ送り出されてきました。近年は、衣料以外の用途への展開も多く、他分野で活用が期待されています。これらの合成繊維の開発を振り返り、その使用製品を紹介していただきました。
講演2:「新素材開発の楽しさ」「時代の要求する新製品を開発します」の理念に沿って、世の中に無い新素材を開発する楽しみを講演いただきました。素材開発担当者として開発の元になる情報やネタ探しから、糸(原料)の選択、生地組織の選定、量産化に至る過程での課題解決など、開発することで得られる満足感や充実感を中心に裏話も含めて、大変楽しく興味深いお話しでした。