日 時 | 平成18年7月14日(金)13:30~16:50 |
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場 所 | 大阪産業創造館 |
講演1 | 「光干渉繊維モルフォテックスの開発」 13:30~15:00 阪井 宏史 氏 帝人ファイバー(株)長繊維事業部門 モルフォ販売課課長 |
講演2 | 「ナノテクノロジーの繊維製品への適用」 15:20~16:50 桑原 厚司 氏 東レ株式会社繊維加工技術部商品開拓室室長 |
参加者数 | 76名 |
講演1:「光干渉繊維モルフォテックスの開発」
孔雀の羽、ネオンテトラ、玉虫など、自然界に存在する美しい色彩を放つ生物たちの色や輝きの中には、色素による発色ではなく生物の体表面にあるナノレベルの微細な構造発色と呼ばれる光の干渉が作り出す芸術品であり、近年、バイオミメティクスの観点や環境への配慮からも注目されています。生きた宝石と呼ばれる南米のモルフォ蝶の発色原理に学び、光干渉繊維MORPHOTEX(モルフォテックスTM)の開発に成功した。その原理・開発・用途につき紹介頂きました。
講演2:「ナノテクノロジー一の繊維製品への適用」ナノテクノロジー技術を繊維分野へ適用することにより、高性能化、高機能化技術、商品開発が盛んに行なわれています。これらの開発は、ナノテクを応用したファイバー技術と、ナノテクを応用した布帛の仕上加工技術の2つの流れがあり、ナノサイズの構造制御により従来にない機能、性能を実現しています。繊維各社のナノテク技術利用商品の紹介と東レ株式会社のナノスケール加工技術の一つである「ナノマトリックス」技術を利用した機能加工商品について紹介頂きました。