日 時 | 2022年11月24日(木) 14:00~17:20 |
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場 所 | 大阪産業創造館 6階 会議室E & リモート |
講演1 | 「紡績糸ができるまでの工程」
ユニチカテキスタイル株式会社 常盤工場生産課 係長 岸本 広大 様 |
講演2 | 「繊維製品の機能性評価&人体生理計測」
ユニチカガーメンテック株式会社 リサーチラボ事業本部 技術課 課長 井上 将仁 様 |
参加者 | 87名(内訳:会場27名、リモート60名) |
1.講演 14:00~15:30
「紡績糸ができるまでの工程」
ユニチカテキスタイル株式会社 常盤工場生産課 係長 岸本 広大 様
常盤工場の設備、生産体制、糸試験設備と試験、糸の製造工程について説明をいただきました。特に製造工程では、肉眼では確認しにくい機械の詳細な動きをとてもわかりやすい動画で見せていただきました。
また、ユニチカテキスタイル㈱で開発された、芯にポリエステル短繊維、鞘に綿を使用した特殊複重層糸「パルパー®」、極細超長綿(スビンゴールド)を使用した綿100%超極細紡績糸「舞鳳凰®」、毛羽がきわめて少ない紡績糸「コンパクトヤーン」を説明いただきました。
2.講演 15:40~17:10「アパレル製品の洗濯とメンテナンス」
「繊維製品の機能性評価&人体生理計測」
ユニチカガーメンテック株式会社 リサーチラボ事業本部 技術課 課長 井上 将仁 様
機能性の評価において、従来の生地試験では評価が難しい試料間の優位差や製品に対する評価、
人体生理計測などの特殊機能性測定について、動画を交えて説明いただきました。
測定例として、模擬発汗が可能な発汗サーマルマネキンを用いて、製品としての気化冷却効果、衣服内や寝床内の温湿度変化、ファン付き衣服などの評価、筋電図、心電図、脳波などの人体生理計測により運動による負荷、ストレス・リラックス度、エネルギー消費量などの評価、モーションキャプチャーやサーモグラフィー、ハイスピードカメラ、体圧分散測定などによる機能性の可視化を説明いただきました。