日 時 | 平成30年6月15日(金) 13:30~16:30 |
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見学先 | 株式会社日阪製作所 |
内 容 | 工場見学と講演 |
参加者数 | 57名 |
1.会社案内DVD 13:45~14:00
最初に日阪製作所の会社についておよび染色紹介についてのDVDによる説明をいただきました。日阪製作所は東大阪の東証一部上場会社で染色機、プレート式熱交換器、レトルト調理殺菌装置、ボールバルブなどを生産している産業機械メーカーです。
2.工場見学 14:10~15:30
3組に分かれ工場内見学をさせていただきました。
1)熱交換器事業ではプレート式熱交換器などを生産しています。熱交換器は化学プラント、空調機、船舶などのエンジン冷却など多くの製品・設備に使用されています。世界最大級の4万トンプレス、2万トンの自動プレスラインで高生産性を実現されていました。
2)プロセスエンジニアリング事業では液流染色機をはじめ各種染色機、超臨界流体加工装置などの他、レトルト食品や医薬品の殺菌装置まで幅広い生産を行っています。染色機械技術を応用した殺菌装置や医薬用機器のクリーン機器専用組立エリアなどを有し、製造メーカーとしての応用展開の面白さを感じました。
3)バルブ事業では化学プラント、製鉄・金属プロセス、一般廃棄物処理プラントなどに使用する各種ボールバルブを提供しています。ここでは24時間無人運転のマルチタスク加工機の導入や500Aまでの縦軸5軸複合加工機で大口径バルブ本体加工を行う数値制御式複合加工機を導入したりし、高生産率と合理化推進を行っていました。
3.講演 15:30~16:30
浸染と捺染、各種染色機、液流染色機の基本構造、液流加工における考え方と問題及び対策、最近の開発動向などについて加藤様、藤原様からご説明をいただきました。
染色機の構造による比較や液流加工での問題点と対策はわかりやすく、今後節水・省エネ、環境対策、安全管理は日本国内だけでなく中国、東南アジア、世界各国からの要求が一層高まるであろうと感じました。
我々は染色工場を訪れる機会はありましたが、染色機を生産している工場に訪れる機会は決して多くはなく、染色機械メーカーから染色機の問題点と対策についてご説明いただき、興味深く、理解できる内容でした。今回の見学会・講演について日阪製作所様のご厚意に改めて感謝いたします。