日 時 | 平成29年6月23日(金) 13:30~16:30 |
---|---|
見学先 | 深喜毛織株式会社 |
内 容 | 会社・工程の概要説明、工場内説明 |
参加者数 | 43名 |
深喜毛織株式会社は創業約130年の歴史がある原毛から紡績、織布、染色整理まで一貫生産をして
いる大阪府泉大津市の毛織物会社です。カシミヤ、アンゴラ、アルパカなどの原毛を原則として原料染めを行い、厳密な品質管理の上、高級紳士向け織物、婦人向け毛織物、ニット生地、紡毛メリヤス糸などを製造しています。それらをニッターやアパレル会社などに販売し、高級衣料品として百貨店や専門店で販売されています。また、ISO9001(品質マネジメントシステム)、14001(環境マネジメントシステム)、OHSAS18001(労働安全衛生マネジメントシステム)、プライバシーマークも認証登録されております。
当日は会社概要に加え、工場内説明と共に工程説明も行って頂き、時代と共に変化するファッションに関わりながらも製品の本質、価格そして何よりも高品質を追求し続けていく経営とその精神が非常によく理解できました。
6月23日、泉大津市に在し1887年創業以来130年の歴史を有し原毛から仕上げまで一貫生産している深喜毛織㈱の工場見学会が行われ、43名が参加しました。工場到着後、「カシミヤのフカキの歩み」にて会社内容を説明して頂いた後、2班に分かれて①サンプル保存庫(事故反サンプルを工程別にまとめて原因追究)及び(全てのサンプルを保存)、②原反倉庫、③紡績工場(自動倉庫、調合、カード、ミュール精紡)、④仕上げ工程等を見学させて頂きました。見学終了後の質疑応答では、カシミヤ製品への多岐にわたる(色・使用染料・染色堅ろう度)質問にも真摯に対応して頂きました。また工場直販ショップでは一貫生産された製品を手に取り素晴らしさを実感するとともに、さらに新しい時代に適合される歴史が重ねられんことを祈念しました。
<安江 記>