梅雨空に紫陽花が映える6月19日、大阪染工㈱（綿・綿合繊混織物及び、ニットの晒し、無地染めからプリントまで各種仕上げ加工を総合的に行う染色加工会社）の見学が行われました。矢野社長から会社概要と原材料高騰の現状を踏まえ、いかに現場のコストダウンと省エネが課題であり異業種との連携（サントリー蒸留所の300ｔの水とエネルギーの交換）のお話を頂きました。次いで徳永氏より染め、晒し、捺染、ジャージ、メリヤス部門の加工工程を説明して頂いた後、5班に分かれて工場内の広幅短時間連続精練漂白装置、フラット、ロータリースクリン捺染機、テンター他を見せて頂き各工程の高度な技術力とチームワークを実感しました。質疑応答ではプラズマ加工による生地変化、地糸切れ対策、染料の経時変化、プリントのブリード等多岐にわたる質問にも的確にお答えいただき、改めて技術力と顧客対応力の高さに感嘆しました。 （安江　記）