見学会後記
京特有の底冷えと雪交じりの強風に見舞われた2月17日、京都伏見区に在する大本染工㈱と日本整染㈱の見学会が行われました。
参加者54名は京阪中書島駅からタクシーで隣接する2社工場に到着後、2班に分かれて交互に見学させて頂きました。
先月「京プリントの現状とプリントの加工技術について」講演頂いた大本染工㈱では、濱野社長から「京プリントのできるまで」の各工程（型製作→見本製作→捺染準備→捺染→整理仕上げ）をビデオに沿って説明頂いた後、工場内【①手捺染②オートスクリーン③インクジェット④蒸し機】を、日本整染㈱では佐伯社長から「プリント整理加工工程チャート」及び現状（日産数量、1柄1色＝1,000mが主体Lot、取引先等）を詳細に説明して頂いた後、顧客希望事項確認後、指示に従い加工する工場内【①ソーピング②整理仕上げ③外観検査④包装】を見学させて頂き、京プリントの製作工程・変遷を理解するとともに、京染・京友禅業が培った技術を基とするテキスタイル産業（京プリント）の更なる発展を祈念しつつ、帰途につきました。