21年度

第3回 繊維関連工場見学会-株式会社福原精機製作所

日 時平成22年2月19日(金)
見学先 株式会社福原精機製作所 本社工場
参加者 63名

見学会記

株式会社福原精機製作所は、1937年よりニット用丸編み機の製造を始め、以来、精密工作製造の経験を生かした精密加工技術を土台とし、常に世界に先駆けた高性能な丸編み機を開発・製造し、世界市場における最終需要者への供給・アフターフォローを一貫して展開されています。
今回は、工場見学や丸編み商品紹介および繊維機械メーカーからみた繊維業界の動向についてもお話しいただきました。世界最先端の丸編み機を前に参加者は興味津津の様子で、貴重な体験になりました。

見学後記
 真冬並みの寒気にも春の光を感じる2月19日、㈱福原精機製作所本社工場見学会には63名が西神南駅に集合し行われました。駅より徒歩にて十数分、整然と区画整理された本社工場に到着。「大人数の受け入れは初めてです」と緊張気味にご挨拶して頂いた後、会社概要説明と編み機に関する基礎講座を拝聴し、第二工場1階組立てエリアとプレゼンルーム及びハンガーサンプルを見学させて頂きました。大きく広々とした2ライン組立てエリアでは、ダブルニット両面電子柄編機ほかさまざまな編機を、プレゼンルームでは創造だにしなかった緻密な多くの製品に(特にモナリザのカレンダー)愕然としました。見学終了後のミニ講演「市場動向・今後の開発」では、(1)現在価格は技術革新によるものではなく値段のみが下がっている(2)如何に省エネ生産できるか(3)ウルトラファインゲージの開発要点等につきお話し頂きました。予定時間をオーバーしながらも最後まで熱心に対応して下さる皆様への感謝とともに、「時間は守らねばならない」と陳謝される社長の凛としたお言葉は、仕事の基本、人との大切さを再認識する機会となりました。  [安江理子記]