20年度

第2回 繊維関連工場見学会-大阪染工株式会社

日 時平成20年9月19日
見学先大阪染工株式会社 (大阪府三島郡)
 大阪染工株式会社ホームページ
参加者51名

見学会記

大阪染工(株)では、染晒工務部、染工務部、ニット工務部で織物、編物(緯編み)の染色とプリントをされています。原反を継ぐところから、毛焼き、糊抜き、精錬、漂白、シルケット・ヒートセットの後、染色するところを実際に見学させて頂きました。品質の安定と向上のために各工程に様々な技術があり、貴重で有意義な見学会となりました。

見学後記
 時折り台風13号近畿接近余波の雨が降り注ぐ9月19日、水と緑に恵まれた"山崎"に在し、綿・綿合繊混織物・ニットの晒、染、プリントから各種仕上げ加工を総合的に行う大阪染工(株)の見学会が行われました。
 52名の参加者はホーム上に府境(駅舎は京都府内にあるが敷地の一部は大阪府)表示のあるJR山崎駅に13時に集合し徒歩にて大阪染工(株)に到着。矢野社長よりご挨拶を賜り、会社説明〔■沿革■加工目標(3泊4日で上げる)■加工素材■加工工程等〕をして頂いた後、生産ライン(捺染工務部→染・晒工務部→ニット工務部)の見学に移りました。
 捺染部門では、升見本室・広幅フラットスクリーン捺染装置・ロータリースクリーン捺染装置(傾いている:切り替え時間の短縮)・連続スチーマー(伊、アリオリ社)他を、染・晒部門では、・広幅短時間連続精?漂白装置(漂白剤はH2O2)・広幅連続染色装置(スレンまたは反応染料での染色、分散/スレン染料のー浴染め)・広幅連続樹脂加工装置他を、ニット部門〔国内製編み地(よこ編主体)のみ〕では、・切開機・ニット用丸(開)シルケット装置・高圧液流染色装置(染料の秤量は自動化から人間に)・常圧液流染色装置他とプラズマ加工機等々、大規模な設備内容に圧倒されました。
 見学終了後に行われた質疑応答では、数多くの質問(・樹脂加工に使用する樹脂は?・特殊加工にはどのようなものが?・染料全般の安全管理・バット染料・外国製生機の問題点は?他)が相次ぎ、不安な天候とはうらはらに、熱気溢れるひとときとなりました。