19年度

第2回 繊維関連工場見学会-岡本株式会社

日 時平成19年9月20日
見学先岡本株式会社
奈良県北葛城郡広陵町大塚150番地1
 岡本株式会社
参加者41名

見学会記

岡本株式会社は、日本のレッグウェアの専業メーカーとして、紳士・婦人から子供用までのスポーツソックス、ファッションソックス、パンティーストッキング、タイツなど靴下類全般を製造販売されています。
日本はもちろん中国、タイでも生産されています。
 今回、奈良工場の製造ライン、物流センターを見学させて頂き、靴下に関するいろいろなお話をしていただきました。

見学会記  例年になく強い日差しが降り注ぎ地球温暖化を実感した9月20日、大阪のベッドタウンとして発展中の靴下の町・奈良県広陵町に在する岡本(株)奈良工場の見学会が行われました。
 参加者41名は近鉄大阪線築山駅から徒歩で高田川沿いの岡本(株)奈良工場に到着。ご挨拶後、窪田氏より会社概要と奈良工場【・1999年家電メーカーのQR対応生産システムを参考に改善開始 ・2000年全ラインの1枚流しライン化 ・編立一刺繍(ワン ポイントのエンブレム)-先縫い-セット-ペアリング-包装の一貫生産方式OQR (Okamoto Quick Respons)ライン】について説明して頂いた後、5班に別れ工場内と品質保証室【外観・堅ろう度(洗濯・汗・摩擦)試験、摩耗・破裂試験等の実施】の見学に移りました。
 見学終了後、R&D部 庄健二氏より【1】靴下業界の動向(パンストはピーク時の1/4に、ソックス類はほとんど変化なし等)【2】足の基礎知識と新製品開発(靴内環境は熱帯雨林気候、臭気発生メカニズム、SUPER SOX:BREATHE FIBER等)【3】靴下類の系譜(靴下類の発達史区分、襪(しとうず)、足袋、日本・奈良の靴下の歴史等)について講演して頂きました。
 一息入れた後行われた質疑応答では、数多くの質問(靴下の役割は?クレーム内容は?抗菌防臭加工は?パンスト減の理由は?他)が相次ぎ、予定時間一杯まで活気に満ち溢れた場内環境に、より進化した快適性靴下の登場を期待しつつ、工場を後にしました。 安江理子 記