日 時 | 平成18年12月8日 |
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見学先 | 共和(株) 岡山県倉敷市児島柳田町456-33 (株)ショーワエ場 岡山県倉敷市児島稗田町2006 (株)ショーワ ホームページ |
参加者 | 37名 |
共和株式会社 児島現場 ジーンズ等製品染色・加工の工場です。
営業部 丸本満也様ほか2名の方が3班に分かれて説明して頂きました。
株式会社ショーワの織布工場、加工工場(子供服、カジュアルウェアを中心とした、糸から製品まで、独自のテキスタイルの企画・製造・販売)と本社の展示室の見学
展示室に各種織物の見本が展示されている。
その後、ビデオを見せて頂き、会長にミニ講演をしていただいた。
見学後記
今にも泣き出しそうな空模様の12月8日午前8時、参加者37名(現地参加者1名)を乗せた貸し切りバスは、新大阪駅から見学先の岡山県児島地区に向け出発しました。途中で昼食後、午後1時最初の見学先、共和(株)へ到着しました。
ご挨拶の後、3班に別れ、1階のジーンズの染色加工 [*製品染め:【1】一日に2~3釜(500~600本) 【2】使用染料順位は反応50%、硫化30~40%、顔料10%前後 【3】3~4本で試染しOKならば100本染めに【4】染色ぶれは殆どないが夏冬場では若干ある? *加工:【1】加工材はネオライト、スーパーボール、天然軽石 【2】270kg釜、200kg釜で60~80本/日が目安 *洗い:【1】ワンウオッシュ 【2】オーバー洗い *乾燥:大型乾燥機7~8台 ] と2階の試験室、仕上げ作業(ジーンズのシワ付け他)および形態安定箱型乾燥装置等を、質問を交えながら約1時間楽しく見学させて頂きました。
次いで第2の見学先、(株)ショーワを訪問し片山会長のご案内で、稗田工場 [ 【1】世界一小さいインディゴデニムロープ染色機 【2】部分整経機(1000~2000M) 【3】荒巻き整経機(5000Mまで) 【4】分織機 【5】サイジング機] および織布工場(スルザー・レピア織機)、整理工場 [【1】液流染色機=糊抜きに使用【2】スカッチャー【3】エアータンブラー)を見学させて頂きました。また、見学終了後に行われた質疑応答では【1】ストレッチ織物はスルザーでないと良いものは出来ない【2】風合いをよくするには、前工程でも糸は極力引っ張りすぎないことなど、大切なノウハウを教えて頂きました。「穴あきジーンズは流行らない!今は単純なものが好まれる」など、また、生産量の減少の話もありました。2社のオープンで真摯な対応に感謝を捧げつつ、バスは児島の地に別れを告げました。 《安江理子記》