総会はTES福井会及び岡山会の代表幹事にも出席いただき、盛大に開催されました。
総会後特別講演として、元長瀬産業（株）JTCC協力会員・TES会員　宮川一郎氏から「万葉集に見られる染めとうた紅のなぞ」、また京都工芸繊維大学大学院教授�･伝統みらい研究センター長工学博士　濱田泰以氏より「伝統の技を先進材料に!!」と題してお話をいただきました。

　その後の懇親会では、素材メーカー、アパレル、百貨店、消費者相談センター、クリーニング、それぞれ立場でご活躍される皆様が集まり、講演に引き続ぎ産業資材の開発動向やクレームについての情報交換、さらに19年度のTES会活動への要望など、時間一杯まで意見交換の止まない実り多き懇親会となりました。

特別講演１．
宮川一郎氏
元長瀬産業（株）TES会員・JTCC協力会員
宮川氏は、古代日本の衣料・染めなどを詳しく研究されており、万葉集に歌われた色や染色を中心にその研究の内容をご紹介いただきました。

特別講演２．
濱田泰以氏
京都工芸繊維大学大学院教授・伝統みらい研究センター長工学博士
濱田氏は、先端材料技術などの研究を通じて得た知的財産と京都にある伝統の技を融合させ新たな物つくりに応用する研究拠点として京都工芸繊維大学内に「伝統みらい研究センター」を立ち上げられました。本講演では、組紐技術を用いた医療用チューブの開発などセンターにおける研究・開発の内容の一部をご紹介ただきました。
伝統みらい研究センターについて