日 時 | 平成13年5月11日(水) 13:00~16:00 (総会) 16:30~18:30 (懇親会) |
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会 場 | アピオ大阪会館 |
会 費 | 無料 |
・13:00~14:00 支部総会
平成12年度活動報告・会計報告並びに平成13年度行事計画
・14:10~15:50 特別講演
特別講演1.
「化粧品業界のUVカットについて」
(株)
資生堂 薬剤開発研究所 所長 福田 實氏
この10年間、日本の化粧品業界も不況の波を受け、出荷個数では微増しているものの、出荷金額は僅かの伸びを示したに過ぎない。しかしサンケア化粧品は金額、数量ともに著しい伸びを記録している。この理由は、オゾン層問題などによる社会的追い風もあったが、熾烈な業界の「高SPF戦争」による新規紫外線防止剤技術の開発、安全性向上技術などの技術革新に裏付けられた商品品質の向上にある。しかし2000年度から表示するSPF値に上限が設定され、各社競って「透明感」、「のびの良さ」などの使用性、「耐久性」「耐汗性」の機能性、「肌への優しさ」などの安全性に加え、サンケア化粧品の開発コンセプトの複合化と多様性が進んでいる。この10年間の化粧品業界の動きと今後の課題に言及する。
特別講演2.
「環境ビジネスについて」
東洋紡績(株)
技術部 部長 土田 和義 氏
近年、通常の事業活動や日常活動が環境への負荷を増大させており、環境問題に対する産官学の取組が重要課題になってきている。各企業は環境問題を企業戦略として積極的に位置づけ、多くの産業で新たなビジネスチャンスとして取り組んでいるため、環境ビジネスが盛んとなり、2010年には市場は35兆円規模になると予測されている。環境問題、法規制、繊維業界を中心とする環境ビジネスについて概要を述べる。