2019年度

日 時 2019年5月24日(金)  年次大会 13:30~17:00  懇親会 17:00~19:00
場 所大阪産業創造館 6階 会議室E
年次大会 2018年度活動報告・会計報告、会計監査報告
2019年度幹事紹介  日本衣料管理協会表彰
2019年度西日本支部事業計画説明
講演1 「最近の繊維・アパレル業界の動向と課題」
 経済産業省 製造産業局 生活製品課 課長補佐 
 荒木貴志様
講演2「国内外の縫製業界の動向とスマート化の取組み」 
 JUKI株式会社 縫製機器&システムユニットスマートソリューションカンパニー 
 本間君雄様
参加者数 年次大会 97名  懇親会 34名

年次大会概要

1.年次大会 13:30~14:10 全国TES会有資格者数 :7963名    内西日本支部有資格者数:2687名
全国TES会 会員数  :3385名    内西日本支部会員数  : 933名

1)清嶋代表幹事より2018年度活動状況報告と会計報告を行った。また、池田監事より会計監査報告を行った。双方の報告について出席者のご信任をいただいた。
 2018年度活動報告は年次大会・懇親会、繊維製品関連工場見学会4回、繊維勉強会(旧繊維製品品質管理講座3回、品質問題研究会3回並びに新会員歓迎会を実施し、延べ785名の方々にご参加いただいた。
 2)日本衣料管理協会永野副会長の紹介に加え、西日本支部の2019年度幹事18名の紹介を行い、幹事について、ご信任をいただいた。  3)TES会運営に長年に渡り貢献された方に送られる日本衣料管理協会表彰はユニチカトレーディングの中西輝薫様に贈られた。  4)清嶋代表幹事より2019年度西日本支部事業計画の説明があり、出席者の方のご信任をいただいた。

2.特別講演  14:20~16:50 (1) 特別講演1 14:20~15:30
 「最近の繊維・アパレル業界の動向と課題」
  経済産業省 製造産業局 生活製品課  課長補佐 荒木貴志 様

 世界の繊維最終需要量は1990年から2016年には約2.3倍増で一人あたりの需要量も約1.6倍に増加。特に化学繊維は20年間平均で5.8%の伸びで拡大している。世界のアパレル市場は2025年までに実質年平均3.6%(名目ベースでは7.6%)での成長を予測している。繊維産業は世界的に見ると成長産業である。日本国内の繊維産業は全製造業の内6.2%の事業者数、3.3%の従業員数を占めている。アパレル市場規模はバブル期からは減少しているもののアパレル供給量は20億点から40億点へと倍増している。
 今後の日本の繊維産業の方向や目標を明確にして政府機関、業界、各企業などが連携して新しい繊維産業を創造していくことが重要であると感じた。
(2) 特別講演2 15:40~16:50
 「国内外の縫製業界の動向とスマート化の取組み」
  JUKI株式会社 縫製機器&システムユニットスマートソリューションカンパニー  
 本間君雄 様

 アメリカ、欧州のアパレル製品輸入は中国からベトナム、ミャンマー、バングラディッシュ、カンボジアなどに移行している。日本国内でも同様の傾向にある。今後はスマート化の取組みが増加していき、JUKIでも生産性が高く、人と環境にやさしいスマート ファクトリーをめざしていく。
 労働集約型産業と言われる縫製業界はデジタル化、自動化、システム化をもって発展を考えていくべきであると感じた。 


3.懇親会 17:00~19:00
 参加者34名で盛大に行いました。ご講演をいただきました荒木様、本間様並びに九州などの遠方の方々にもご参加いただき、情報交換を活発に行いました。今後も繊維産業とTES会の一層の発展をめざし、より多くTES会合にもご参加をいただけますように活動を行っていきたいと考えています。皆様のご支援、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。