日 時 | 平成24年12月8日(土)13:30~18:30 |
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会 場 | (一財)日本繊維製品品質技術センター(QTEC) 福井試験センター (福井市大願寺1丁目9-21 TEL 0776-23-7564) |
共 催 | 日本繊維製品消費科学会・北陸支部 |
内 容 | (1)講演会 ①「海外の染色企業事情」~ 省エネ調査をベースにした巡回より~ 森本技術士事務所 所長(技術士) 森本国宏 氏 (元染色協会) ②「インクジェットプリントの開発動向について」~ITMAから~ 森本技術士事務所 所長(技術士) 森本国宏 氏 (元染色協会) (2)新会員歓迎・交流会 (兼 産学官技術・交流会) 講師の森本氏と24年度合格の新会員を囲み、活発な交流が行われました。 |
参加者 | 42名(講演会・内新会員11名)18名(交流会・内新会員7名) |
(1)講演会 ①「海外の染色企業事情」
~ 省エネ調査をベースにした巡回より~
森本技術士事務所 所長(技術士) 森本国宏 氏 (元染色協会)
②「インクジェットプリントの開発動向について」
~ITMAから~
森本技術士事務所 所長(技術士) 森本国宏 氏 (元染色協会)
森本氏の第一講は、NEDOの一員として中国を含むアジア各国の工場を巡回・指
導に回られたご経験から、①アジアの染色工場の実態をお話し頂いた。
中国のスケ
ールの巨大な染色工場(液流染色機が約100機ずつ並んでいたり、3m巾はあろうか
という捺染用スクリーンなど)だが、蒸気が吹き出ていたり、埃まみれのテンター等
お粗末な管理の実態や、インドネシアの軍服を大量に生産している染色工場の水・蒸気管理の実態、ベトナム、ミャンマー、バングラディッシュの染色工場の実態な
ど、アジア各国の染色工場の現状の一端を知ることが出来た。また、
②地球温暖化
問題への視点、
③省エネルギーの為の視点・アプローチの仕方・ツール等
もお話し頂いた。
まさに繊維製品の生産基地のグローバル化の中でわれわれの立ち位置、為すべき課題について示唆を与える大変貴重なお話しでした。
森本氏の第二講は、ITMA(国際繊維機械展)2011に出品されたインクジェット機の
各社の最新鋭機の紹介。スピードが格段に速くなったのが特徴。各機の働き巾、速
度=生産性、解像度などの比較表も提示された。インクジェットプリント機の要に
なるヘッド=ノズル(インクの目詰まり対策がもっとも難題)は、世界各国の機械に全
て日本製のものが使われているとのこと。各国・各社での開発のスピードが上がっていることを実感するお話でした。
(2)新会員歓迎・交流会 (兼 産学官技術・交流会) 講師の森本氏と24年度合格の新会員を囲み、活発な交流が行われました。
*当初、予定していた ㈱ワールド 品質管理部 田原孝則氏の講演は、同氏が体調不良の為、急遽 中止。代わりに 森本氏から ITMAに出品されたインクジェットについてお話し頂きました。また、代表幹事から新会員向けに TES会北陸支部の概要と過去3年間の活動状況等について紹介、新会員の皆さんのTES会活動への今後の積極的な参加を呼びかけました。