日 時 | 平成21年12月12日(土)13:30~18:30 |
---|---|
会 場 | (財)日本繊維製品品質技術センター 福井試験センター 別館会議室 |
共 催 | (財)ふくい産業支援センター、日本繊維製品消費科学会(北陸支部福井地区) |
内 容 | 1.講演会 (1)「中国の染色事情、品質問題」~中国ニット工場の技術指導から~ 太田技術士事務所 所長 太田迪夫氏 (2)「本音と建て前」~繊維製品の品質管理の難しさ~ (株)キング 品質管理室 参事 本郷利明氏 2.新会員歓迎交流会 |
参加者 | 講演会:67名、交流会:18名(内新会員6名) |
太田氏は、中国の染色工場15社の技術指導から、その実情についてお話しされた。同じ化学構造の染料でも製造工程の違いによる染色性の差異がある、ポリエステル/綿の染色に於いて還元洗浄の意味を知らずに間違った工程をとる現地作業者に対する指導の苦労など、具体的な興味深い内容。まだまだベーシックな素材加工技術どまりであり、日本のような機能性素材を加工する技術レベルにはないとの事。
本郷氏は、アパレルでの長い品質管理のご経験に基き、具体的な苦情事例を上げながら、消費者やクリーニング店の取扱いミスによるもの、製品企画ミスによるもの、技術限界によるもの、予測できなかった事例(アセテート混織物の減量加工による鹸化→強度低下→ヨコ糸の切断)など、大変わかりやすくまさに本音でお話し頂き、好評であった。