日 時 | 2019年12月7日(土)13:30~18:30 |
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会 場 | 坂井市・丸岡総合福祉保健センター 多目的ホール&2階研修室 |
内 容 | 第一部 特別講演会
講演1.『裏地の役割と機能性』 講師:米田技術士事務所 米田圭子 氏 (元旭化成) 講演2.『学生工学研究所の研究と 学生服の開発』 講師: 菅公学生服㈱ 学生工学研究所 スクール開発課 課長 平井 友和 氏 第二部 新会員歓迎・交流会 |
参加者 | 講演会69名、交流会32名 |
第一部 特別講演会
講演1.
『裏地の役割と機能性』
講師:米田技術士事務所 米田圭子 氏 (元旭化成)
米田氏は、裏地は衣服設計上 重要な役割を果たしている事を述べられた。裏地をつける目的は、着脱しやすさ、静電気を防ぐ、ムレ感を少なくする、表地の型くずれを防ぐ、表地が透けるのを防ぐ、保温性を高める等々の機能性を得る為である。裏地に用いられる繊維素材の断面や化学的性質などの特徴とこれら各種の機能性との関連について触れられ、最後に 縫い目スリップなど裏地の苦情事例についてもわかりやすく解説された。
講演2.
『学生工学研究所の研究と学生服の開発』
講師: 菅公学生服㈱ 学生工学研究所
スクール開発課 課長 平井 友和 氏
平井氏は、学生服の歴史、少子化と学生服業界の現状について触れられた後、学生工学研究所の研究の対象として ココロとカラダをあげられた。ココロでは LGBTQ(性同一性障害)や 体型という側面、カラダでは 学生の勉強姿勢時の背中の横方向の伸びなど物理量の測定などを行い、学生服の開発・設計に活かしていることを話された。また着用で起きるアタリには 洗剤メーカーと共同研究して水系洗濯で修復できるなどの成果を上げており、いろんな角度からの共同研究を今後も続けたいとの意向を示された。
第二部 新会員歓迎・交流会 多くの新会員、TES会員が参加し、盛んな交流が行われた。
また、新会員(合格者)ひとりひとりがあいさつし抱負を述べられた。