日 時 | 平成30年10月27日(土) 13:30 ~17:00 |
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会 場 | 坂井市『丸岡総合福祉保健センター』 多目的ホール |
内 容 | ①『繊維製品による皮膚障害について』 ~繊維加工剤、界面活性剤の安全性~ 講師:独立行政法人 製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジー解析技術課 課長 佐々木 和実 氏 ②『産業資材の用途展開と 最近の開発動向』 講師:技術ジャーナリスト 塩谷 隆 氏 (前・東レ㈱ 繊維加工技術部 担当部長) |
参加者 | 59名 |
①『繊維製品による皮膚障害について』 ~繊維加工剤、界面活性剤の安全性~ 講師:独立行政法人 製品評価技術基盤機構
バイオテクノロジー解析技術課 課長 佐々木 和実 氏
平成28年9月のTシャツでの大人数の皮膚障害事故が、プリント前処理剤 (生地表
面のカチオン化剤)が原因物質である点を紹介、次に 刺激性接触皮膚炎と アレルギ
ー性接触皮膚炎の違いとその医学的作用について解説。後者を起こしやすい物質と
して、樹脂部品、バインダー、染料、紫外線吸収剤、柔軟剤等をあげられ、皮膚炎
の具体例もあげられた。繊維製品の加工工程や家庭・商業洗濯の工程物質が関連す
る事を認識した。
②『産業資材の用途展開と 最近の開発動向』講師:技術ジャーナリスト 塩谷 隆 氏
(前・東レ㈱ 繊維加工技術部 担当部長)
繊維の産業資材用途への比率の増大や炭素繊維や高強力繊維などの用途例について
述べられた後、テクテキスタイル展やドルンビルン国際化合繊会議に参加された内
容について話された。宇宙での繊維素材の可能性、砂糖ベースのポリマーの開発等、
アラミド、炭素繊維の新たな展開、スマートテキスタイルの取り組みなど多様な世
界の展開を認識した。