日 時 | 平成28年11月12日(土) 13:30 ~17:00 |
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会 場 | 福井県坂井市『長畝(のうね)コミュニティセンター』 2階大会議室 |
内 容 | (1)『セルロースナノファイバーと その可能性』
講師:京都市産業技術研究所 研究戦略フェロー 北川 和男 氏 (2)『高機能アパレルの研究開発』 講師:㈱ アシックス スポーツ工学研究所 アパレル機能研究部 田川 武弘 氏 |
参加者 | 52名 |
(1)『セルロースナノファイバーと その可能性』
講師:京都市産業技術研究所 研究戦略フェロー 北川 和男 氏
(2)『高機能アパレルの研究開発』
講師:㈱ アシックス スポーツ工学研究所 アパレル機能研究部 田川 武弘 氏
北川氏は、微小単位・ナノオーダーの繊維・セルロースナノファイバーのサイズ、その作り方(化学的な方法と機械的な方法の組合せによる解繊)、物性(強度等)の基礎的な知見に、ポリエステルなど熱可塑性樹脂との複合材料の製造法、銀イオンを坦持・消臭機能付与の紙おむつや増粘剤、音響施設の振動板など用途まで話された。
田川氏は、競泳用水着や 陸上競技短距離用衣料の選手が着衣した際の動きを反射マーカーを活用したモーションキャッチャーで記録・分析し、選手の理想的な動きを実現する衣服設計をどう形にするかのプロセスやその具体例について話された。骨盤をたてる生地構成(水着)や、軽量で弾性回復率の大きい素材(陸上)など。
少々、難解な部分もありましたが、高レベルの講演2題でした。