①「同センター化学・繊維部の研究概要」 （林芳輝 化学繊維部長）
②「ニットの特徴と編成技術」　（吉田勝紀主席研究員の解説講演）
③経編機、丸編機の実演～研修　（真杉研究員説明）
④ICタグテキスタイル製織装置見学　（林部長説明）

　 はじめに林部長より、同センターの概要、化学・繊維部の各種研究内容の紹介（情報伝達基布、ノズル噴射型仕上加工、生分解性樹脂と無機フィラーの複合化、炭素繊維強化複合材料、真空蒸着技術、無機多孔材料など）を概説頂いた後、本行事のメイン・テーマである「ニットの特徴と編成技術」について、吉田主席研究員より 素晴らしいテキストを用い、基本的な事項を大変 わかりやすく解説頂いた。
　ニットの構造的分類、緯編・経編の編みの進み方、ニットの特性、ニットの表裏、編目（ループ）、ニット機械の種類、編成工程（べら針の機能の仕方等）、ゲージの意味、ウェールとコース、緯編機(横編機・丸編機・靴下編機)の編成工程、経編機(トリコット、ラッシェル)の編成工程、各種編み組織、各種編成物の用途展開について 時折り、動画もまじえながらの解説は大変勉強になった。この後、同センターの工場に移動し、丸編機 及び 経編機（ラッシェル編機、トリコット編機）を見学。真杉研究員から実際に編み機を寸動させながらの説明を受けた。
　また、同工場内に併設されている"ＩＣタグ織物の織り機"も見学することが出来た。
　本行事には、東日本、中部、西日本各支部からの参加者もあった。尚、今回好評のテキスト「ニットの特徴と編成技術」をご希望の方は 上記事務局まで(送付料込み・500円で頒布可)。

＊ニット機械及び編成に関する参考資料のＵＲＬ
http://www.acctesse.jp/knit/classes_frame_html/classes_bottom_warp.html
http://www.pfw.co.jp./p-knitt/k-04.html