日 時 | 平成28年8月27日(土)13:30~17:00 |
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内 容 | 『汚染に関する苦情事例と 解析法・試験方法』 講師: (一財) 日本繊維製品品質技術センター 大木信雄 氏 |
会 場 | 福井県坂井市『高椋(たかぼこ)コミュニティセンター』3階大会議室 |
参加者 | 57名 |
"繊維製品の消費過程・保管中の性能劣化"は 湿気、高温、汗、大気ガス、日光、洗濯条件等の要因で起きる。これを各種繊維別に紹介。現象としては、
「洗濯時の各種要因による移染」
「着用時の各種要因による移染」
「保管時の各種要因による移染」
などがあることが示された。
次に、汚染に関する多くの具体的な事例について、紹介された。またその要因解析の方法(アプローチの仕方、検証・再現の為の試験法)を解説された。洗濯時の移染の事例として、綿/ポリエステルシャツをカチオン系柔軟剤入りの洗剤で洗ったところ、綿フライスの部分のみが汚染された。これは綿表面が柔軟剤でカチオン化され、他の被洗濯物の染料が脱落したものが~綿部分に移染したもの。このように 各種移染の事例について解説された。下掲の写真は 油脂分残留による染料の移染事故例。