（１）平成２５年度苦情事例研究会の総括報告　　　ＱＴＥＣ　　大木氏 　
（２）各種黄変苦情事例の解説　　　　　　　　　　ＱＴＥＣ　　大木氏 　
（３）黄変苦情事例解析の試験方法の説明・実習　　ＱＴＥＣ　　大木氏 　
（４）ＱＴＥＣ各種試験機器の見学　　　　　ＱＴＥＣ　坂下氏、大木氏
＊まず、２月に実施した苦情事例研究会で 取り上げた事例６点について、総括報告が行われた（詳細略）。
＊次に、この日の主題の「黄変苦情事例」についての解説と、その解析の為の試験の実習が行なわれた。

解説の内容は以下の通り。
①フェノール黄変(酸化防止剤と空気中の酸化窒素ガスによる黄変）の発生メカニズムの解説と 各種事例の紹介
②酸化窒素(Noxガス）による黄変のメカニズム解説と 各種事例紹介
③光（紫外線）による黄変の各種事例の紹介（過剰な加工剤等の誘因物質の存在等）
④湿気（水分）による黄変の各種事例の紹介
⑤リグニンによる黄変の各種事例の紹介
⑥酸化剤・酸化作用による黄変事例各種の紹介

＊試験法の実習としては、フェノール黄変確認の為の酸性ガス（黄変消失）、塩基性ガス（黄変濃くなる）に試料を触れさせる実習。
ザルツマン試薬（ＮＯｘガスによる黄変を確認する試薬）に試料を浸漬・放置の実習。
フェノール黄変を確認するコートルズ法（ジブチルニトロ フェノール０．０１％含有する試験紙に試料を挟み、ガラス板でサンドイッチし、フィルムで巻き、汗試験機にセット～恒温乾燥機50℃×16時間放置）の器具の紹介と説明、ＮＯｘガス曝露装置の紹介、ジャングル試験方法の器具と方法紹介等が行われた。 ＊最後に、ＱＴＥＣ支所内の試験機器の見学を行なった。岡山会からの参加もあり、参加者は 熱心に聴講、実習を体験した。