24年度

平成24年度  繊維製品品質研究会 (苦情事例研究会)

日 時 平成25年2月23日(土)13:30~16:30
会 場 (一財)日本繊維製品品質技術センター(QTEC) 福井試験センター
共 催 日本繊維製品消費科学会・北陸支部
内 容 6つの事例について、2班に分かれ、事故発生の原因解析を行なった。
参加者

20名

研究会要約

検討事例  次の6つの事例について、2班に分かれ、事故発生の原因解析を行なった。
①パーカーを石油系ドライクリーニングしたところ、表地の裏側にコーティングしてある部分が硬化し、一部が剥がれた。表地の組成はポリエステル。絵表示は、ドライクリーニング禁止だが、×印が消えかかっていて見えにくかった。 ②蛍光色のテープが倉庫保管中に全体にピンクに変色。組成は、ポリエステル/ポリウレタン。保管中のテープは、フィルムで包装されていた。 ③先染の編地が、工場で仕上げセットしたところ、染み状のブリードが生じた。組成は、綿/ポリエステル。ポリエステルのネィビー部分から綿の淡パープル地部分にブリードしてパープル色で斑状に汚染。 ④ウィンドブレーカーの表地・裏側のアルミコーティング部分が剥離した。表地の組成は ポリエステル。 ⑤格子柄の半袖シャツを水洗いしたところ、前身の一部が大きな染み状に 変色。 組成は 綿75%、麻25%。 ⑥セパレート型の水着を水洗いしたところ、ベージュ色の裏地部分に赤い移染が 生じた。表地は赤いプリント。肩紐(テープ)が付いており、これも赤い色 組成は、表地と裏地がナイロン/ポリウレタン。テープがポリエステル/ポリウレタン。 最後に各事例について 両班から発表した。追加試験の後、総会時、総括を報告予定。