日 時 | 平成24年2月18日(土)13:30~17:00 |
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場 所 | (一財)日本繊維製品品質技術センター 福井試験センター |
内 容 | 3班に分かれて 9つの苦情事例の発生原因を分析しました。 |
参加者 | 23名 |
検討事例
事例は、変色と損傷に関わるもので、次のようです。
①綿(主)/ナイロン/ポリウレタン製のセーターの両袖と裾の部分的な変色が石油系 ドライクリーニング後、顕在化した。
②金箔プリントネーム(副資材)が水系洗濯後、部分的に金色から赤系色に変色。
③低融点糸を含む糸がコーン巻き状態で、大半の部分に白化現象が見られた。
④絹プリント生地を上下2枚の型紙にはさんだ状態で加圧釜中で高温蒸気によるプリーツセットしたところ、プリント中の青水玉部分が変色した。
⑤綿シャツを水系洗濯後、スチームアイロンをかけたら、前立て部分にたたき付け縫いされたナイロン製の赤・白・青3色使いのテープ部分から、赤色が泣き出した。
⑥保管中のポリエステル製織ネームの両端・折り部分の色が濃くなり、ネーム全体も青っぽくなった。
⑦トリアセテート/ポリエステル製のスーツ(織物の縫製品)が、保管中、グリーンぽっく部分変色した。
⑧ポリエステル/カチオン可染ポリエステル製のカーテン地をドライクリーニングしたところ、構成糸の色糸の脆化が顕在化した。
⑨水着の裏地(ナイロン製)が繰り返し着用後、劣化した。