21年度

平成21年度  繊維製品品質研究会 (苦情事例研究会)

日 時 平成22年2月27日(土)13:30~17:20
会 場 (財)日本繊維製品品質技術センター 福井試験センター 別館会議室
内 容 9点の苦情品について 3班に分かれ、苦情の発生原因を探り、対策を検討しました。
討議の中で出た「追加試験すべき事項」について実施し、4月17日の 行事の際、そのまとめを事務局より、報告する。
参加者 19名

研究会要約

検討した苦情内容は 次のようです。
(1)プリーツ加工に於ける部分変色 ポリエステル/綿・の製品(トップス)にプリーツ加工(製品掛け)。
部分的に変色しているという特徴。
(2)カラーYシャツのクリーニングに於ける部分白化 組成判読できない(表示のプリント文字消失)。ポリエステル/綿と推測。
衿や袖の熱プレス部分の白化が顕著。
(3)Tシャツの倉庫保管中の切替部分の移染 組成:(本体)綿/ポリエステル、(切替部分)ポリエステル/指定外繊維 切替部分の紺色が移染。
(4)カレンダー加工時に於ける黒ニット生地からの白粉発生 フルダルタイプのマイクロファイバーポリエステル糸で構成されている。
白粉は カレンダーロール上に 付着。
(5)織ネームのリネン工業洗濯に於ける文字部分の消失 紋糸は カチオン可染ポリエステル糸。
(6)繰り返し洗濯によるTシャツの衿フライス部分と衿ぐり切替部分の変色 身生地:ポリエステル、衿ぐり切替部分:綿/ポリエステル  
(7)ニット生地の湯洗いによる先染め・有色部分の白場への汚染 ポリエステル/綿のニット地。高温湯洗い時の汚染。
(8)保育園園児・複数名のショートパンツの同じ汚れ 組成:ポリエステル/綿。シミ状の汚れ。
(9)インテリア用・紐(ひも)の保管中の黄変 組成:ポリエステル。 紫外線照射で 黄変は消失。