日 時 | 平成29年6月17日(土) 13:30 ~18:30 |
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会 場 | 福井県坂井市『高椋(たかぼこ)コミュニティセンター』 |
内 容 | (1) 大会 (H28年度行事及び決算報告、H29年度行事・予算案提示等)
TES会長表彰:苅安氏(日本ダム)、山若氏(北広ケミカル)、林氏(日華化学) (2)特別講演 ①『低環境負荷プロセスによる繊維の染色及び機能加工』 講師:京都工芸繊維大学 大学院 教授 奥林 里子 氏 ②『J∞QUALITY(ジャパン∞クオリティ) 認証の背景と商品コンセプト』 講師:日本アパレル工業技術研究会 会長 近藤 繁樹 氏 (3)交流会(情報交換会) |
参加者 | 62名 |
(1) 年次大会
①平成28年度行事報告/決算報告
②平成29年度行事計画/予算案提示
③功労者表彰
苅安氏(日本ダム)、山若氏(北広ケミカル)、林氏(日華化学)
(2) 特別講演
①『低環境負荷プロセスによる繊維の染色及び機能加工』
講師:京都工芸繊維大学 大学院 教授 奥林 里子 氏
②『J∞QUALITY(ジャパン∞クオリティ) 認証の背景と商品コンセプト』
講師:日本アパレル工業技術研究会 会長 近藤 繁樹 氏
奥林氏は "超臨界流体を用いた染色加工"と "電子線照射技術"について、
加工原理、装置を含め詳述。PPやメタ系アラミド等の難染色性繊維の超臨界染色では
ベンジルアルコールなどの共溶媒を加えることが有効であること、グローバルなスポーツウェアで
は既に ビーム染色機で超臨界染色が実用化されつつあることも紹介された。電子線
照射技術では機能性モノマーをグラフト重合する例等を示された。
近藤氏は 繊維瀬品の「安全・安心・コンプライアンスの遵守」は 世界的に見ても
極めて重要であるし、REACH(人の健康や環境保護のための化学物質欧州規制) など
の例をあげられた。世界的なスポーツ用品メーカーや ファストファッションメーカーもかかる課題に積極的に
取り組んでいる。こうした流れを背景に、安全安心でコンプライアンスを遵守する日本のサプラ
イチェーンを認証・構築しようとしているのが"J∞Quality"で、認証商品1200以上、認証企業は 787社に上り、拡大が期待されるとの講演。
(3)交流会交流会では、両氏を囲んで 活発な意見交換がなされた。