日 時 | 平成25年6月15日(土) 13:30~18:000 |
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会 場 | (一財)日本繊維製品品質技術センター(QTEC) 福井試験センター |
内 容 | 1.総 会 2.特別講演 3.交流会 |
参加者 | 42名 |
1.総会
①平成24年度行事報告、会計 及び 監査報告
②平成25年度行事案 及び 予算案、役員構成等審議
副代表幹事 白崎 潤一 氏(黒川クリーニング社) 新任
(同副代表幹事 河戸 明 氏 (㈱アタゴ) 退任)
幹事 三屋 雅信 氏 (㈱アタゴ) 新任
監事 中寺 由紀子 氏 新任(QTEC)
(岩野 由喜江 氏 (QTEC) 退任)
2.特別講演①『2月23日 苦情事例研究会の総括』
TES会支部・事務局 大木 信雄 氏 (QTEC参事)
・ 石油系ドライクリーニングによるポリ塩化ビニル・コーティング商品の硬化・亀裂
(表示が消失したため、誤った取り扱いをした)
・ PET/PUのテープ(蛍光色)が倉庫保管中にピンク色に変色(酸化防止剤BHT+NOXにより変色)
・
PET/綿素材先染め品のブリード(PETの染料の昇華堅牢度が悪い)
・ 水洗いによるアルミコーティングの剥離
・
綿/麻シャツ(先染め品)の着用中、食器・トイレ洗浄剤等による変色
・
綿/PUの水着の水洗い後~湿潤状態が長時間の為、染料のブリード
②『繊維産業・今後の提案』
(第一部) 素材の高機能化
(第二部) ファッションオンデマンドとカスタマイズオンデマンド
グンゼ(株) 取締役 兼 執行役員
研究開発部次長 兼 繊維技術開発担当長 小澤 七洋 氏
小澤氏は、中国をはじめとしたアジア各国の台頭の中、日本の繊維生産技術はこのまま縮小の一途をたどるのか?という問題意識から、"日本の繊維技術はもともと高度でかつ複合的であり、それを活かしたチャンスが生まれてきている。"との観点から、高度技術を活かす新しい価値創造を試みている潮流にスポットを当てて紹介をされた。
同社の機能性インナー開発の他、タングステンをなめらかな繊維に加工する技術を活かした放射線遮蔽服の開発等々。
また、ITとの組み合わせにより新しいデジタルファッションオンデマンドカスタマイズの動きを紹介された。
非接触型の3次元身体サイズ計測技術~裁断パターンやプリント(CAD)~CAM裁断~縫製と一連の工程のITによる連結の最新技術を動画をまじえ紹介して頂いた。
今後の繊維産業活性化のひとつの視点として大変参考になった。
3.交流会講師の小澤様を囲み、また会員相互間で活発な交流を行なった。