新しい制菌加工繊維製品

繊維製品新機能評価協議会 技術主査 佐藤賢三氏
平成10年12月9日TES会東日本支部新会員交流会講演より

「繊維製品新機能評価協議会」は、昭和58年に設立された「衛生加工協議会」の業務拡大に伴って名称変更したものです。
衛生加工協議会は抗菌防臭加工繊維製品の健全な発展に寄与するために、表示や評価方法及び基準を設けて、合格した製品にSEKマークを付与する活動をしてきました。
平成10年から新たに「制菌加工」の統一名称で新たな認証制度を追加しました。制菌加工は「繊維上の菌の増殖を抑制する加工法」です。今までの抗菌防臭加工は「繊維上の菌の増殖を抑制し、防臭効果を示す加工法」です。防臭を目的としたものが今までの「抗菌防臭加工」、菌の増殖を抑制することを目的としたものが「制菌加工」です。
制菌加工は、さらに一般用途向けと特定用途向けの2つがあります。一般用途向けというのは一般消費者向けの繊維製品が対象となるものですが、特定用途向けとは医療機関やそれに準ずる施設で使用する繊維製品(白衣、看護衣、寝巻、敷布、マスクなど)が対象となっています。
抗菌防臭加工を青で、制菌加工(特定用途)を赤で、制菌加工(一般用途)を橙色のSEKマークで表示するとともに、「清潔三銃士」というキャラクターが誕生しました。
対象品目、評価方法、基準、表示方法など詳細は、下記へお問い合わせ下さい。

繊維製品新機能評価協議会

事務局 東京03−3639−5084
      大阪06−6358−7747
e-mail 事務局    sek@blue.ocn.ne.jp
     大阪支所   sek@silver.ocn.ne.jp

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