2023年度



第2回 品質問題研究会

 
日 時 2023年11月17日(金)  13:45~17:10
場 所 大阪産業創造館 5階 会議室E
講演 機能性ウエアの開発と評価方法」
株式会社ワコール ウエルネス営業部 事業企画課 丹松 由美子 様
グループ
ディスカッション
「苦情事例から学ぶ」
参加者 34名

講演会要約

1.講演 13:50~15:20「機能性ウエアの開発と評価方法」
株式会社ワコール
ウエルネス営業部 事業企画課 丹松 由美子 様 氏

 ワコールでは「ゆりかごからユリ椅子まで」の考えのもと、すべての年代・性別のパーソナルウェアからアウターまでの製造、販売を行っている。その中の一つが機能性ウェアの「CW-X」で、ケガの不安、不快感等をできるだけ軽減し、身につける物で動きやすい状態に導くことを叶えたい思いから、Conditioning Wear X(無限の可能性)の頭文字を取り名付けられた。
 誕生のきっかけは、スキー中に伸びた膝のじん帯をテーピングしてスキーが続けられたことで、テープの巻き方など基本的な知識がなくても簡単な方法で日常にテーピング効果を取り入れられないかという発想から始まった。
 人体の構造や関節の安定のさせ方の研究、ワコールが従来から持っているガードルの素材や設計技術が活かされ製品化され、ワコール人間科学研究開発センターで機能性評価を実施。その後、テーピング理論は、胸のユレを軽減するスポーツブラの開発につながっている。
 機能品質が良い状態とは「お客様のニーズと商品ベネフィットが一致している状態」で、お客様のニーズをしっかりと把握することや、お客様の知らなかった情報を伝え意識を変化させ潜在ニーズを掘り起こすことが大切である。

2.グループディスカッション 15:30~17:05 「苦情事例から学ぶ」