同センターで扱ったクレーム事例の中から、原因究明へのアプローチのしかたと導かれた結果について紹介していただいた。クレーム品のみの持ち込みだけでは、考えられる原因の候補が多すぎるため、クレームに至った経緯や異常が生じた際の状況などの情報が詳細な原因究明には重要である、との説明であった。 クレームの内容としては、
　①濃色のパンツや濃淡組み合わせの切り替えワンピースの乾燥摩擦
　②トレーナーの濃色アップリケの本体への色泣き
　③プルオーバーの首繰りの伸び寸法不足
　④フィラメント糸使いのパンツのピリング
　⑤ポリウレタン糸の飛び出し
について、事象と推察した原因、確認試験、防止策等を紹介していただいた。 その他、最新試験の概要が2次元バーコードからHPへジャンプし確認することが可能との紹介があった。