日 時 | 平成26年11月14日(金) 13:00~18:00 |
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見学先 | 中伝毛織(株)、匠染色(株)、匠整(株) 『生地のできるまで―織る 編む 染める 仕上げる ―』 |
参加者 | 44名 |
今年度の企業見学会は、11月14日(金)13時にJR尾張一宮駅に集合し,尾州を代表する大手テキスタイルメーカーの中伝毛織㈱、子会社の匠染色㈱、匠整理㈱の3社を見学する行程に44名が参加して行われた。
中伝毛織㈱は創業昭和6年(母体は明治39年)、会社設立昭和35年の老舗で、製織製編から整理まで生地生産の一貫工程を有する尾州でも数少ない企業である。始めに同社代表取締役社長 中島幸介氏によるミニ講座「生地のできるまで -織る 編む 染める 仕上げる-」を聴講した。写真や機械パーツ等を用いてどのように生地ができるかを分かりやすく説明していただいた。
その後、匠染色㈱と匠整理㈱の工場を見学し、最後に中伝毛織㈱の織物工場、編物工場を見学した。4班に分かれての見学では、工場担当者が各班を引率して詳しく且つ分かりやすく説明していただいた。
同社は時代の流れに合わせて小ロット、クイックデリバリーに対応出来る体制をとり、更に効率一辺倒でなく、製品の差別化を進めるために積極的に新しい機械を導入している。伝統と新進の気鋭が入り混じりつつ、オープンな性格の社長のもとで自社と尾州の将来を見据えたもの作りをしていると感じた。
集合から解散まで5時間、工場間移動を含めると訪問時間は4時間半近い長丁場であったが、参加者の数々の質問にも丁寧にお答えいただくなど最後まで丁重に案内していただき、参加者には満足のいく見学会であったと確信する。
中伝毛織㈱関係者の皆様にはこの場を借りて改めてお礼申し上げたい。