開催日 | 平成22年11月19日(金) |
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見学先 | (株)島精機製作所 本社工場 |
ミニ講座 | 「ホールガーメントニットの特徴」 講師:同社西日本支社 次長 吉原 正二氏 |
参加者 | 35名 |
秋晴れの11月19日、バスで名古屋駅を8:30に出発し、和歌山市の同社本社工場に向かいました。心配した渋滞もなく、予定より早めの到着となり、早速ホールで吉原氏の進行によりホールガーメント横編機の説明を受けました。映像を交えての説明は分かりやすく、これまで文章で捉えて難しく感じていたところもよく理解できました。また、ホールガーメントの発想は手袋にあったという話には感心するばかりでした。 この後2班に別れ、手袋編み機、自動裁断機、ホールガーメント機等の製造工程の順を見学しました。べッドと呼ばれる針台座に編み針をセットする工程が人の手で一本ずつされていたのは印象的でした。これは顧客毎に異なる注文に対応する為だそうです。 トータルデザインセンターでは10台ほどのホールガーメント機が様々な製品を作り出しているところやインクジェットプリンターが無縫製のセーターにプリントしているところも見せていただきました。シミュレーションシステムは、実物の糸を分析してバーチャル再現し、糸使いから編み組織、柄まで作成者の意向のままに本物と見間違うほどのバーチャルサンプルに仕立てることにより、無駄な製品サンプル作りを減らし経費圧縮を可能にするソフトだとの説明を受け、納得する思いでした。 同社での見学時間は2時間の予定が3時間半近くに及んだにも拘わらず、その間多くの社員の方から丁寧な説明をいただき、感謝しました。 中部支部では久し振りのバスによる見学会でしたが、夜8時無事に帰名。今回お世話になった島精機の皆様始め、開催にご尽力いただいた皆様、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。