2024年度

クレーム事例勉強会 (第155回) 

日 時 2024年8月23日(金)  18:30~20:00
場 所 ウィンクあいち 10階 1006室 
内 容 <第1部>クレーム品のグループ検討会
①デニムパンツの黄変 →フェノール系ORイサチン物質によるものと推察
②ニットシャツの針穴 →ボールポイント針未使用による地糸切れ
③カットプルオーバーのタック不良 →プレス不良と検品ミスによる見逃し
クレーム品3点について、グループ毎に原因を検討し考察意見を発表。
<第2部>検査機関によるクレーム事例紹介  
『縫製における欠点』
解説 講師:(一財)カケンテストセンター 東海事業所 名古屋InfoCenter 堅田尚子氏
参加者 16名

概要

<1部> 検討したクレーム事例は、
 ①デニムパンツの黄変
 ②ニットシャツの針穴
 ③カットプルオーバーのタック不良
の3点で、グループごとに活発な意見交換がおこなわれました。
その後、検討した原因について
 ①フェノール系ORデニムに特有なイサチン物質による黄変
 ②ボールポイント針未使用による地糸切れ
 ③プレス不良と検品ミスによる見逃し等
と原因について纏め、そこに至った根拠についてグループ毎に代表者が発表しました。
 最後に、堅田氏から検査協会としてのご考察や検証すべき試験項目についてのアドバイスをいただきました。 <2部>  ご講演は、「縫製における欠点」というテーマで外観・縫製チエックの手順から「縫い糸切れ」 「縫い目滑脱」・「針穴キズ」・「縫い外れ」・「パッカリング」等の具体的な縫製不良例と対策について、明快に解説 されました。
 堅田氏のしなやかなご活躍のおかげで有意義な勉強会になりました。