日 時 | 2023/8/18(金) 18:30~20:00 |
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場 所 | 瀧定名古屋株式会社 17階ホール |
参加者 | 22名 |
<1部>検査機関によるクレーム事例紹介
<2部>クレーム品のグループ検討会
講師 (一財)カケンテストセンター
東海事業所一宮ラボ 宍戸 亮太 氏
今回の勉強会から検査協会様のショートセミナーとクレーム品のグループ検討会というコロナ禍前のスタイルに戻して開催しました。
宍戸氏は、まずクレーム調査時の注意事項として情報収集、観察、評価試験、再現試験等を解説されました。その後、クレーム事例として「ポリウレタンの糸抜け」「中綿の飛び出し」「ハトメの抜け」「地糸切れ」「目寄れ」などの9件について、具体的な内容と状況を示され各々を考察していただきました。
講演後は、クリーニング協会様から事故品の現品を3点ご提供いただき、3グループで現品を確認しながら原因や考察をディスカッション、グループ毎に考察結果の発表、最後に宍戸氏から解説していただきました。
検討したクレーム事例は、
①ニットの洗濯汚染
②Tシャツのプリント剥離
③シャツの漂白剤による変色
で、其々
①洗濯ネットの残留液
②ラバープリントの経時劣化
③洗濯指示違反による化学反応
等と原因を考察した。グループ検討会は、初参加のメンバーが多く最初は戸惑う場面もありましたが、自然な流れで発表者も決まり、各々グループの活発な意見交換や現品に関わったクリーニング業者様の興味深い裏話なども聞けて盛況に終える事になりました。