日 時 | 2022/4/15(金) 18:30~20:00 |
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場 所 | ウィルあいち セミナールーム1,2 |
内 容 | 検査機関によるクレーム事例紹介
講師(一財)ボーケン品質評価機構 名古屋試験センター 平岩 清隆氏 |
参加者 | 29名 |
・検査機関によるクレーム講座 講師(一財)ボーケン品質評価機構
名古屋試験センター 平岩 清隆氏
はじめに、(一財)ボーケン品質評価機構は品質情報総合サービス機関として、『5つの品質試験業務と5つのサポート業務』を主な業務として依頼者にサービスを提供している第三者機関であるとの紹介があった。
講義内容は
①クレーム調査の基礎知識
②事故原因の解析ポイント
③事故原因解析の具体例
の3つの単元に分けて説明され、クレームが発生した際の基本的な考え方を分かりやすく解説していただいた。
汗と光の複合反応(汗・耐光)や窒素酸化物(NOxガス)などによる変色から始まり、虫害(虫食い)や生地の破れなど、幅広い範囲のクレーム事例を10例ほどご紹介いただいた。
なお、クレームなどのお申し出が発生した際には、丁寧な対応で詳細を聞き出すことが原因究明の近道であることを、病院の問診票の受け答えを例えに説明され、目からウロコなお話であった。
その他に、サプライチェーンにおけるCSR監査の紹介や、快適性(機能性)のひとつと考えられている生地の経時的吸放湿性がJIS化されたことなどの情報を紹介していただいた。