日 時 | 2019/10/18(金) 18:30~20:25 |
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内 容 | 第1部 検査機関によるミニ講座
講師 (一財)日本繊維製品品質技術センター 中部事業所 試験検査ユニット ユニットマネージャー 吉崎 明彦氏 第2部 クレーム品のグループ検討 |
場 所 | 金城学院大学サテライト |
参加者 | 30名 |
第1部 検査機関によるミニ講座 講師 (一財)日本繊維製品品質技術センター
中部事業所 試験検査ユニット
ユニットマネージャー 吉崎 明彦氏
同センターで扱ったトラブル事例の中から、①低温で復元してしまうチャコ跡、②内胸ポケットに入っていた補修布から裏地へのブリード、③光と窒素酸化物の複合作用による退色の3事例について事象と推察した原因、確認試験、防止策等を紹介していただいた。
① チャコペン跡:
前回の勉強会で別の検査機関からも取り上げられた事例で、やはりいまだに多くのトラブルが発生していることが窺われた。感温染料という耳新しい染料名を使って消色と復色の原理を分かりやすく説明していただいた。
② ブリード:
商業クリーニング事故であるが、ポケットに補修布を入れたまま着用するのはよくあることと思われ、家庭でもクリーニング店においても洗う前のチェックが大切であることを痛感した。また、補修布が本当に必要なのかどうかを業界として検討する余地もあると思われた。
③ 光と窒素酸化物の複合作用による退色:
光と汗による複合作用は既に業界においてよく知られている事象であるが、昨今の環境の変化により別の組み合わせによる複合作用の可能性も考慮する必要が生じていると感じた。
第2部 クレーム品のグループ検討
・Aグループ
海外から輸送中に製品の染料が下札に移染した黒色プルオーバー
→検討結果はこちらから(PDF)
・Bグループ
星柄プリントの色素が別製品のプリント部に移染した子供レギンス
→検討結果はこちらから(PDF)
・Cグループ
右前身にたて筋が貫通したダンガリー調の青色ニットプルオーバー
→検討結果はこちらから(PDF)