（一財）日本染色検査協会による事例紹介5件 1. ドライクリーニング仕上げ時のスチーム量や温度によりコアのポリウレタン糸から周りの撚り糸が遊離し表地に凹凸が発生したポリエステル94%ポリウレタン6%のジャケット等3点セット 2. クリーニング溶剤中のソープ過多により、残留したソープの影響でクリーニング後、撥水機能が低下した表地ポリエステル100%中綿ジャケットとパンツ 3. 身生地パイルのフェルト化現象から仕上げ工程中の高温蒸気が原因と推察された合成皮革部分使いのポリエステル100%パイルジャケット 4. 代替フッソ系溶剤（KB値は石油系以下）処理によりフロックプリントが脱落した毛100%セーター。取扱い表示は水洗い不可、ドライ石油系表示 5. 洗液汚染1-2級のポリエステル93%ポリウレタン5%レーヨン2%の黒色婦人スーツ [関連討議]本件事例の場合、製造元アパレルはクリーニング業者の汚染溶剤浄化費用やカートリッジフィルター代金の賠償義務を負うかについてフリートーキングを行った。