日 時 | 平成23年8月19日(金)18:30~20:30 |
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場 所 | 金城学院大学サテライト |
参加者 | 24名 |
I.(一財)ボーケン品質評価機構による事例紹介より抜粋
1.ドレスシャツのストライプ消失:含金染料と洗剤中の酸化漂白剤が反応劣化したと推察。参加者より硫化染料染めの黒色製品で同様の現象が発生していると指摘あり。
2.生地裏側の樹脂コーティングが脱落した中綿キルティングジャケット:ドライクリーニング溶剤による脱落。取扱い絵表示はドライクリーニング不可であったが、樹脂コーティングについては表示されておらず、ドライクリーニング処理された。「不可表示の理由を推察し、リスク回避するのがプロ」「裏面コーティングの付記をすべき」とクリーニング業者同士の応酬あり。
Ⅱ.持ち込み品に関する解説(提供:アパレル業者)
スリット糸入り素材のルームパンツ(上代500円)のウェストゴム(幅4㎝)が捻れて履き心地が悪いとクレームになった。工程減のためゴムをステッチ等でとめなかったのが原因。また、スリット糸が肌に直接触れるためチクチクするというクレームも。肌の敏感な人には起こりうるのでデメリット表示をするよう改善した。
Ⅲ.前回勉強会相談品の処理結果
ランドリー処理で8.4%縮んだシャツは、ハンドアイロン処理によりほぼ元のサイズに復元できた。