日 時 | 平成22年6月18日(金)18:30~20:30 |
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場 所 | 名古屋西生涯学習センター 第1集会室 |
参加者 | 18名 |
(1)(財)日本繊維製品品質技術センターに寄せられた16例を紹介
前半は(財)日本繊維製品品質技術センターに寄せられた16例を紹介していただいた。
主な事例
①塩素系ガスまたは溶剤の影響で変色したと思われる紳士スラックス
②前立パイピング芯地の堅牢度不足により移染の発生した紳士ジャンパー
③洗濯後、濡れたまま放置されたためスピンドルの色が移染した紳士パーカー
④汗が付着または残留したまま太陽光に曝されたため変色したと思われる布団カバー
⑤洗濯後、保管中に黄変したが、検証の結果、ミルクや嘔吐物が完全に除去されていなかったことが主原因と思われるベビー服
通常の物性試験では予見できない事故、附属の品質管理の重要性、消費者に原因がある
と思われる事故への対応など複雑化するトラブル対応の難しさを改めて実感させられた。
(2)参加者の持ち込み品
①ドライクリーニングにより変色した顔料染めジャケット(取扱い絵表示の誤表示)
②プールで着用後、そのまま放置されたため変色した水着(塩素の影響)
③ドライクリーニングにより目寄れ状の皺キズが顕在化したコート(原因特定できず)