繊維の機能性加工について、新規開発にあたって人体に対して安全な薬剤使用する企業理念から、衛生加工の歴史、抗ウィルス、抗カビ、制菌の違い、抗菌防臭と消臭の違い、制菌とは、SEKマーク対応について解説頂いた。
部屋干し臭の発生メカニズムからモラクセラ菌対策、30代からのミドル臭　ジアセチル、40代後半からの加齢臭　ノネナールから糞便臭まで幅広く具体的な分析や試験方法も説明していただいた。

今回は特別展示も数多くなされた。綿混素材の高視認素材「新選組」、0.3ｍｍの糸にレーザーにて焼印する装置、校倉造り構造素材「アゼック」の優れた通気性を可視化した装置の展示等、また、消臭機能繊維布に各種匂いを散布しての体験等、実際に手に取って触れたり、視認できるコーナーが設けられ、休憩中、セミナー後に活発な意見交換、議論が行われ、盛況で有意義なセミナーであった。